接客業やサービス業など、人と接する仕事に就いている方にとって、笑顔や清潔感のある身だしなみはとても重要ですよね。
笑った時にみえる美しい歯並びも大切な身だしなみのひとつ。
歯並びが悪いままお客様に接することは、身だしなみに気を使っていないと思われてしまうことも……。
歯列矯正には興味があっても、矯正器具をつけたまま接客したり、矯正治療中であることを気づかれるのが嫌でなかなか一歩踏み出せない、という方もいらっしゃるでしょう。
矯正治療のなかには従来の矯正器具よりも目立ちにくいものや、矯正中だと気づかれにくい治療方法もあります。
矯正治療中でも思いっきり笑顔で接客ができる、目立たない矯正治療についてご紹介いたします。

歯並びが悪いとこんなことも……。接客業にとって綺麗な歯並びが大切なワケ

歯並びが悪いことと仕事の能力や態度は、一見全く関係ないようにも思えます。しかし実際には歯並びが悪いことは仕事にも大きく影響し、特に人と接する仕事についている方にとっては、第一印象を大きく左右してしまうことにもなりかねません。

自信を持って笑えない……

歯並びが悪いことを気にして思いっきり笑えなかったり笑顔を見せるのが苦痛に感じたり、歯並びのせいで滑舌が悪く人と話すことにコンプレックスを感じている人も多いものです。
人と接する仕事が大好きなのに、人前で歯を見せることに抵抗があるなんて辛いですよね。
相手にどう思われているかな?と不安になりながら仕事をしていると、やがて仕事自体を苦痛に感じてしまうかもしれません。
 

外国人のお客様からの印象も良くない?

近年日本は、インバウンドの影響で外国人の方がたくさん来日されています。
接客業やサービス業の方は、外国人のお客様と接する機会も多いですよね。
欧米を中心とした海外諸国のオーラルケアに対する意識は非常に高く、歯並びは髪型や服装などと同じくマナーやエチケットのひとつ。
しかし、日本は先進国のなかでもオーラルケアへの意識が特に低い国と言われており、ガタガタの歯・虫歯・歯周病・口臭がひどいのに何もせず放置したままの人も少なくありません。
歯並びが悪いままだと、外国人のお客様から、清潔感がなく接客業としての意識が低いと思われてしまう可能性もあります。

見た目だけじゃない!歯並びが改善することで得られるメリットは?

歯並びを改善することで第一印象が良くなれば、自信を持って仕事に取り組めますよね。
しかし、歯並びを改善することで得られるメリットは、見た目や身だしなみの問題だけではないんです。
接客業・サービス業の方が歯列矯正を行うメリットをご紹介します。

1.虫歯・歯周病のリスクを減らすことができる

歯並びが悪いと、歯と歯の間に汚れがたまりやすく虫歯や歯周病のリスクが高まります。
毎日丁寧に歯磨きをしていても、磨き残しなどによる雑菌の増加で、お口のトラブルの心配が常に付きまといます。
虫歯や歯周病は痛みを伴うこともありますし、見える部分に虫歯ができると自信を持って笑うことができません。
虫歯や歯周病が急に悪化して、仕事に支障がでることも考えられます。歯並びを改善することは、虫歯や歯周病からお口の健康を守ることにつながります。
 

2.口臭を軽減できる

虫歯や歯周病と同じく、歯並びが悪いと歯と歯の間に汚れがたまり、毎日の歯磨きではなかなか汚れを取り除くことが難しくなります。
汚れが溜まることでお口の中の雑菌が増え、口臭の大きな原因となります。
お口の臭いがキツイことは、接客業・サービス業の方にとっては致命的。
もしかすると、見た目以上にお客様の印象が悪くなってしまうことも考えられます。
口臭を軽減するには、歯並びを改善して雑菌の温床をなくしてあげることがとても有効です。

目立たない!気づかれない! 治療中でも自信を持って笑える矯正方法とは

歯列矯正といえば、歯の表側に金属製のブラケットを取り付けるものが一般的です。
しかし最近では多様な治療方法があり、歯並びの状態やライフスタイルに合わせた最適な治療方法を選択することが可能です。
人と接するお仕事の方にぜひオススメしたいのが「裏側矯正」です。

目立ちにくく気づかれにくい「裏側矯正」

歯の表側に金属製のブラケットを装着しワイヤーで固定する表側矯正(ワイヤー矯正)に対し、裏側矯正は矯正器具を歯の裏側にブラケットを装着する方法です。
よほど大きな口を開けない限りは矯正器具が見えることはないので、接客業やサービス業の方のほかに、矯正治療をしていることを友人や職場に知られたくないという方にもオススメの治療方法です。

裏側矯正の良い点

表側にブラケットを装着しない裏側矯正は、軽く笑ったり口を開けたりしたくらいではまず見えることはありません。
表側矯正だと、人と食事をするときに食べ物がブラケットの隙間に挟まっていないかと見た目が心配になるという人もいますが、裏側矯正はそのような心配もありません。
スポーツの際、表側矯正の場合だと治療器具が唇を傷つけてしまう恐れもありますが、裏側矯正なら唇や裏側の皮膚に接触しないのでそのような危険が少なくなります。
また、就寝時にうつ伏せに寝たり寝返りをうったときなどにブラケットが口に当たって痛いという人もいますが、裏側矯正ならこのようなことも少なく安心して眠ることができます。
 

裏側矯正の治療期間は?

表側矯正の治療期間は1年半~2年半程度。ブラケットを外したあとの保定期間を含めて3~4年くらいが目安です。(保定期間とは矯正治療で歯を動かした後、後戻りが起きてないかチェックする期間です。)
裏側矯正の治療期間も表側矯正とほぼ同等の期間がかかると考えて頂ければと思います。。
歯並びの状態によって異なりますが、裏側矯正の実績が豊富な医師による治療であれば、表側矯正とさほど治療期間に差が出ない場合もあります。
 

裏側矯正の費用は高額?それともリーズナブル?

裏側矯正の費用は、ワイヤー矯正よりも少し価格が高くなります。
表側矯正が80万円〜105万円程度であるのに対し、裏側矯正は100万~150万円前後。
表側矯正よりも複雑で高度が技術を必要とするため、治療費が少し高くなります。
これに加え、医院によっては、治療前の検査費用や治療中の定期検診にかかる費用、器具を外した後の検査費用などが必要となります。

 

他にもこんなにある!目立ちにくい矯正治療

裏側矯正のほかにも、気づかれにくく目立たない治療方法はあります。 治療期間や費用、歯並びの状態によって治療可能かどうかが異なりますので、ご自身に合った治療方法を医師と相談しながら決めていかれると良いでしょう。

部分矯正

歯並びや噛み合わせが気になる歯だけを部分的に矯正する治療方法です。
少しの歯のずれの改善や歯の間のすき間を閉じるなどの軽度の歯並びに対応できます。
前歯なら目立ってしまいますが、奥歯の矯正であれば器具が見えることもなく治療中であることが気づかれにくい治療方法と言えます。
必要な部分を少しだけ動かして歯並びを整えるので、全体的に歯列矯正が必要な場合には行えません。
部分的な治療になるため、治療期間が比較的短く、費用も歯全体に行う治療よりもリーズナブルです。
 

審美ブラケット

治療方法そのものはワイヤーを使った一般的な表側矯正ですが、白色や透明のワイヤーやブラケットを使用しているので金属製の器具よりも目立ちにくくなります。
セラミック製やプラスチック製、ジルコニア製など複数の種類があります。
金属製のものと比べるとやや価格が上がり、耐久性も金属に比べてやや劣りますが、矯正治療の効果はそのままに見た目の問題を軽減できるので、審美ブラケットを選ばれる方もたくさんいらっしゃいます。
 

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、ご自身の歯の形に合わせた透明なマウスピースを製作し、それを装着する方法です。
透明なので目立ちにくいことや、必要な時に取り外しできることなど利便性が高いことが特徴です。
マウスピース矯正は歯にかかる力が緩やかなので、ワイヤー矯正に比べて治療期間は長くなります。
また、歯並びが大きく乱れている人など歯並びの状態によってはマウスピースでは対応できない場合も。

思いっきり笑えるように、矯正治療をしよう!

接客業やサービス業の方は、第一印象がとても大切。
これまで、笑顔に自信がなかった方、笑いたいのに思いっきり笑えなかった方も、歯列矯正で歯並びを手に入れれば今まで以上に自分の笑顔に自信が持てるようになりますよね。
歯列矯正を始めると費用や期間が必要ですが、治療後に得られるメリットもたくさんあります。
これまで歯並びの悪さで悩んでこられた方は、歯列矯正を考えてみられると良いかもしれません。