綺麗な歯並びの方の笑顔は、とても美しいですよね。
自分も綺麗な歯並びを手に入れて、自信を持って話したい、笑いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
実は海外では歯並びを気にする方が多く、子供の頃からケアをしている率がとても高いです。
最近は日本でも多くの方が綺麗な歯並びに興味を持っています。
では、自分自身やお子さんの歯並びはいかがですか?ここでは、歯並びのメリットや、歯並びがよくなる方法についてお伝えします。


1.歯並びで得する4つのポイント

1-1.笑顔が綺麗になる

歯並びを治すことで自然な笑顔で笑うことができるようになります。
歯並びが第一印象を左右するという研究結果も出ており、歯並びが良く笑顔が綺麗なことで他人とのコミュニケーションが円滑に図れるようになり、結果自分に自信を持てるようになります。


1-2.虫歯と歯周病になりにくい

歯並びが綺麗になることで歯磨きがしやすくなります。
適切に歯磨きを行うことで汚れが溜まりにくくなり、口内環境が良好に保たれるので虫歯や歯周病を発症しにくくなります。


1-3.免疫力

口呼吸ではなく、鼻呼吸になることで免疫力が上がると言われています。
歯並びが綺麗だと口を閉じやすい状態になります。
口を閉じることで鼻呼吸がしやすくなり、風邪を引きにくくなるとも言われています。


1-4.知性を感じる

歯並びの綺麗さは国際的にとても重要視されています。
アメリカの家庭では歯並びをよくするために歯科矯正をすることが一般的になっており、していない家庭は教育レベルが低いとされています。
日本でもこの考えが広まりつつあるせいか、歯並びが良いと不思議と知性を感じさせるのです。


2.綺麗な歯並びの条件とは?


2-1.かみ合わせが悪い

正しいかみ合わせは以下の条件が揃っている状態のことを言います。

  • 歯を噛んだ時に上の前歯が下の前歯の上に重なる
  • 上下の臼歯の山と谷が互い違いに噛み合っている
  • 口を開けた時に、上下ともにきれいなアーチ型に並んでいる
  • 上の歯列が下の歯列よりもわずかに外側に位置している
  • 上の前歯が下の前歯よりも2~3mm前に出ている


2-2.左右対称であるか

歯の大きさや向きが左右対称だと綺麗な歯並びだと言えます。
反対に歯の位置がねじれていたり、重なったり、大きさが違う場合は歯並びがいいとはいえません。


歯並びが悪い原因3選

3-1.指しゃぶり

乳児~幼児によく見られる癖のひとつです。 指しゃぶりが長期に渡ると、出っ歯や上顎の歯列が狭くなるなどの症状がよく見られます。4歳以降でもまだやめない場合は、注意が必要です。


3-2.口呼吸

口呼吸が癖づくと、口が長時間開けっぱなしになり、下あごと舌がだんだん下がってきます。
その結果、顎の幅が狭くなったり、出っ歯になったりするのです。また口呼吸は、睡眠時無呼吸症候群や口臭の原因にもなるので注意が必要です。


3-3.遺伝

親の歯並びが悪いと子供の歯並びも悪くなる可能性が高くなってしまいます。
歯の形や大きさ、歯並び、顎の大きさも遺伝するのです。他の原因とは違って予防することができないので、発見した際に改善するようにしましょう。


歯並びの悪さを放置しておくとどうなるの?

4-1.虫歯、歯周病になりやすい

虫歯や歯周病自体が歯並びを悪くする原因となりますが、その反対の可能性も大いにあります。
歯並びが悪いと隅々まで歯ブラシの毛先を行き届かせることが難しくなります。その結果、取り残した汚れが原因で虫歯や歯周病になるリスクが高まってしまうのです。


4-2.食べ物がよくかめなくなる

歯が理想的に咬み合っていないため、食べ物を前歯でうまく咬み切れなかったり、うまく咀嚼できなかったりすることがあります。そのため、周りの人よりも食べるのが遅くなったりすることもあるそうです。


4-3.消化不良を起こすこともある

咀嚼がしっかりとできないため、食べものを細かくすることができません。つまり、大きいまま食べ物を飲み込んでしまうことになります。当然消化に時間がかかり、胃や腸に負担がかかって、消化不良や胃炎、下痢や便秘を引き起こす可能性があります。


5.歯並びの治療方法

5-1.ブラケットによる矯正治療

ブラケット治療とはワイヤーによる治療のことです。
ブラケットとは、歯とワイヤーを固定させる矯正歯科の治療に使う装置の一つです。
世間一般の方が歯列矯正として想像するのがブラケット治療でしょう。
どのような乱れの歯並びでも使える万能型の治療で、歯列に添う形で銀色のワイヤー器具を張り、少しずつ歯列の位置を整えていきます。
見た目の面をケアするために透明の装置で治療を進めることもできます。


5―2.舌側矯正による治療

舌側矯正とはブラケット治療で使用する装置を歯の裏側に装着する治療です。
装着した際に外側に装置が見えないのが最大のメリットです。

上の歯は歯の裏側に矯正装置を装着し、下の歯は表側に矯正装置を装着するハーフリンガルと呼ばれる治療法や、上下とも歯の裏側に矯正装置を装着するリンガル矯正という治療法があります。
下の歯も舌側矯正を行うと、舌に装置が接触するため歯科矯正への違和感が大きくなります。
外側からの見栄えをとくに気にする方へおすすめの治療方法です。


5-3.マウスピースによる治療

その人に合ったマウスピースを作成し、装着することによって少しずつ歯並びを矯正する治療です。
歯列矯正中だと知られたくない方や、ずっと口の中に器具を入れっぱなしにすることに抵抗のある方におすすめです。


5-4.インプラントを利用した矯正治療

インプラント矯正とは、小さなネジを歯茎の骨の部分に埋め込み、歯を動かすときの固定源として用いる治療です。
直接歯の代わりとして埋め込む「インプラント」とは異なります。
従来はヘッドギアなどを使用して固定していたものが歯茎に埋め込む形で固定できるようになったので治療における様々な負担が軽減されるようになり、他の方法よりも治療期間を短くすることができます。


まとめ

歯並びがいいとメリットも大きい一方で、歯並びの悪さを放置してしまうと健康面での問題をたくさん引き起こしてしまいます。これらを改善することで、見た目はもちろん、身体的に健康な状態を作ることができます。予防を心がけてリスクを回避し、口の中の健康を保てるようにしましょう。もし心配なことや不安なことがあれば、歯医者さんに相談してみるのも大切です。